山形

Vol.03歴史薫る山形と最先端の東京に触れる旅

山形では日本における山岳信仰の代表格として名高い出羽三山や、歴史を感じるスポットを中心に巡り、東京ではサステナブルやVRなど最近の注目コンテンツに触れる。伝統と最先端技術が共存する日本ならではの魅力を、山形と東京を巡りながら存分に楽しみましょう!

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1日目

9:00 “庄内スマート・テロワール”を取り組んだ朝食でスタート

羽田空港から庄内空港へ行き、そこからバスに乗り換えて「東京第一ホテル鶴岡」へ朝食を食べに行きましょう。ホテル内にあるレストラン「モナミ」では、山形大学農学部が推進する食料自給圏“庄内スマート・テロワール”を取り入れた、庄内産の食材や食品にこだわった地産地消のメニューが楽しめます。

朝食をしっかり食べて、これからの旅に備えましょう。

10:30 出羽三山神社で“生まれ変わりの旅”

朝食を食べたらバスで羽黒山へ向かいます。

随神門から山頂までの参道には、国の特別天然記念物である樹齢350~500年の杉並木が続きます。
神聖な空気の中を上っていくと「出羽三山神社」に到着!

羽黒山は現世の幸せを祈る山、月山は死後の安楽と往生を祈る山、湯殿山は生まれ変わりを祈る山とされ、三山への参拝は現在・過去・未来を巡る “生まれ変わりの旅”として昔から信仰を集めてきました。羽黒山の山頂にある出羽三山神社は、月山、羽黒山、湯殿山の三神を合わせて祀っていて、ここにお参りすれば三山をお参りしたことになるとされています。

11:45 宿坊で丁寧に作られた精進料理をいただく

ランチは、動物性食材を一切使用しない日本の伝統料理・精進料理を食べましょう。

羽黒山参籠所「斎館」は、この土地の風土や山伏文化に触れられる宿坊。山伏の伝統を脈々と受け継いできた、丁寧に作られた精進料理をいただくことができます。

羽黒山の麓で採れる旬の山菜やきのこを使った料理を、神秘的な空気に包まれた空間でゆっくり楽しみましょう。

14:30 致道博物館で鶴岡の歴史と文化を知る

山岳信仰を体感した後は、「致道博物館」へ。旧庄内藩主・酒井家伝来の文化財や、庄内の歴史と文化を感じる資料を豊富に展示。見ごたえのある重要文化財現像物3棟が移築・保存公開されています。

水色の外壁が印象的な旧鶴岡警察署庁舎。2Fのバルコニーからは、市内や月山などの景観が楽しめます。また、東北地方では珍しい書院造の酒井氏庭園や庄内地方の生活文化に触れられる重要有形民俗文化財収蔵庫も必見です。

15:30 映画のロケ地としても有名な歴史を感じる屋敷を見学

「丙申堂」は、鶴岡城下で庄内藩の御用商人として発展し、後に鶴岡一の豪商となった風間家の店舗兼住宅として1896年に建てられました。

約4万個もの石が置かれた石置屋根が特徴で、主屋を中心に4つの蔵や広大な板の間、大黒柱などから当時の面影が感じられます。座敷から庭園を眺めているとタイムスリップしたような気分になれます。

17:00 庄内を象徴する「スイデンテラス」に宿泊

宿泊は、まるで水田に浮かんでいるようにデザインされた「スイデンテラス」がオススメ。

田植え前の水を張った水盤は風のない日には水鏡のようになって建物や風景が映り、まるでウユニ塩湖のような景色が楽しめます。木を生かしたシンプルな客室、地下1200mから汲み上げる源泉かけ流しの天然温泉やサウナ、地元食材を使用した料理が味わえるレストランも備わり、旅人を温かく迎えてくれます。

庄内は山と海に囲まれ、トレッキングや釣りをはじめとするアクティビティも豊富なので、人によっていろいろな過ごし方ができますよ。

2日目

9:45 賑やかな市場でお土産&朝食を

鶴岡から酒田へ移動し、レンタサイクルで活気あふれる市場に行きましょう。
「さかた海鮮市場」は酒田港のすぐそばにあり、庄内浜で獲れた新鮮な地魚が揃っています。全国配送も可能なので、家に帰る日に合わせて地魚を送るのもいいですね。

2Fには「海鮮どんやとびしま」があり、酒田港を眺めながら旬の魚を使った料理が楽しめます。新鮮な庄内の海の幸を堪能してください。

10:30 伝統文化に触れられる歴史ある料亭

おいしい朝食に満足したら、「山王くらぶ」へ。
ここは港都酒田を代表する料亭で、国の登録有形文化財にも指定されています。昔の料亭文化や酒田の歴史などを広く紹介している施設で、2月下旬から11月上旬までは、日本三大つるし飾りのひとつ「傘福」を展示。

つるし飾りの一つひとつに意味や願いが込められているのだそう。このつるし飾りを制作できる傘福体験工房もありますよ。

山形の旅を存分に楽しんだら東京へ向かいます。
酒田駅から庄内空港連絡バスで庄内空港へ。庄内空港から1時間5分ほどで羽田空港に到着します。

15:00 都心の温泉で疲れを癒す

山形から東京に移動したら、まずは後楽園にある「東京ドーム天然温泉 スパ ラクーア」へ疲れを癒しに行きましょう。

何といっても都心でありながら天然温泉が楽しめるのが魅力! 地下1,700mからくみ上げた琥珀色のお湯は、海のミネラルが豊富な100%の天然温泉。肩こり、冷え性、疲労回復だけでなく保湿・保温性にも優れ「痩身の湯」「美人の湯」とも呼ばれています。

開業20周年を記念して2023年にリニューアルし、日本の伝統的な温泉をモダンにデザインした空間づくりが魅力。レストラン&カフェのほか、トリートメントサロンや広々としたリラクゼーションスペースもあり、ゆったり過ごせます。

17:00 エコマーク認定ホテルで環境に優しい宿泊を

温泉に浸かって癒された後は東京ドームのほど近くにある「庭のホテル東京」へ向かいます。

和の趣と機能性を両立させたホテルで、四季の自然を感じられる4つの庭があるのが特徴。さらに障子や和紙など和のテイストが館内に取り入れられていて、日本の伝統美を感じながらくつろぎの時間が過ごせます。

また、紙・ガラス・プラスチックゴミ、レストランの食品廃棄物などの再利用や、省エネ・節水に努めるほか、館内の庭の落ち葉から作った腐葉土を利用し、ホテルの屋上で栽培した無農薬野菜をレストランで提供するなど、環境にやさしいホテルでもあります。

3日目

11:00 オーガニック&自然由来にこだわったアイテムをお土産に

オフィス街とは思えないスタイリッシュな汐留イタリア街にあるのが、オーガニック専門のセレクトショップ「natural style BIO SOPRA Tokyo」です。

バイヤーが選び抜いた、生活雑貨や日用品、化粧品、食料品など約200のアイテムが並びます。特に白砂糖や乳化剤、保存料などが不使用のノンカフェインチョコレートや国産野菜を使用した青汁がオススメ。環境や健康の意識が高い人へぴったりのお土産が見つかります。

12:30 サステナブルがテーマの創作フレンチで極上ランチ

ショッピングの後は、オールサステナブルがコンセプトのSDGsを体感できる創作フレンチ「Noeud. TOKYO」でランチをいただきます。

“食の環(わ)”をキーワードに、地産地消に考慮した食材を使用、フードロスに配慮した調理、食材の環境や味を生かした無理をしない料理を実現しています。

おいしいだけでなく、心にも身体にもやさしく、環境に対するつながりを感じる料理を味わってください。

14:00 「チームラボプラネッツ TOKYO DMM」で最先端のデジタルアートを満喫

東京の人気観光スポットで外せないのが、デジタルテクノロジーを用いたアート作品が楽しめる「チームラボプラネッツ TOKYO DMM」です。

チームラボ《Floating Flower Garden: 花と我と同根、庭と我と一体》©チームラボ

本物の蘭を1万3,000株以上も使用した『Floating Flower Garden: 花と我と同根、庭と我と一体』は花の表情だけでなく時間帯によって空間の香りが変化し、『人と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング』では鑑賞者の動きに影響を受けた絵が広がります。

チームラボ《人と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング》©チームラボ

作品ごとに深い没入感があり、身体と作品が一体となったような不思議な感覚が体験できます。

17:00 VRで世界中へ旅に出よう

旅の最後は「First Airlines」でさらなる旅気分を味わいましょう!

ここは、ファーストクラスに乗って、VRにより海外旅行や国内旅行を疑似体験できるユニークな施設です。
本格的な機内食を食べながら、世界各地の有名観光地へ行ったような気分になれます。

旅の楽しさを再確認でき、もっと旅に出たくなること間違いなしです。

※MATCHA2023年12月掲載
※2023年11月時点での情報になります